天丼
"天丼"が好きだ。
料理の話ではない。もちろん料理の天丼も好きだが、そっちではない。
お笑い用語としての"天丼"である。
これは同じボケを2度、3度繰り返すことであり、間を置かずに畳み掛けるように使ったり、他人のボケに乗っかる形で重ねる場合は、かぶせとも言う。
他の人がこれをしているのを見る、聞くのも好きだが、自分でやるのも当然好きだ。
ただこれを普段やりすぎているせいか、たまに普通に話してる時しつこいと言われてしまう。
考え方も女々しくなったような、悪く言えば油っこく胃もたれするような、そんな感じになった気もする。
良くない。
実に良くない。
確かにオイシイ時もあるが、しつこくなってしまえば味わい深いものもうっすらして冷めてしまう。
リピーターを増やすためには、そこらにあるようなものでなく、オリジナリティを出し、他との差別化を図るべきである。
同じものを出し続けても飽きられてしまえばそれきりである。常に高みを目指し、確固たる自分にしか出せない味を保持しつつも、新しい道を切り開いたその先に、後世まで続く名店が生まれるのである。
言うまでもないが、これはお笑い用語としての"天丼"の話である。料理の天丼のことではない。